女性のお悩みの8割を占めるというのが「冷え性」

夏でも足先が氷のように冷たい、お腹や腰回りが冷えるなど、慢性的な冷え症に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

日々、当たり前に感じている冷えも実は病気の原因になりかねません。

日々のちょっとした心がけや、簡単なヨガのポーズにより、体質を改善していくことは可能です。

諦めず、冷え性を改善していくためのポイントをまとめてみました。

西洋医学と東洋医学の認識の違い

実は「冷え」「冷え性」には違いがあることを、ご存知でしょうか。

西洋医学でいう「冷え症」の診断というのは、明らかな原因が無いにも関わらず手足がぶるぶると震える現象を「冷え性」と診断します。

それと変わって、東洋医学では、病気とまでは捉えないにしても治療を必要とするものを「冷え性」と診断します。一口に「冷え」といっても、手足だけ冷たいパターン、また、お腹だけ冷たいパターン、全身が冷たいパターンと症状は様々です。それぞれ、原因も治療も異なるので、詳しくは東洋医学に精通した医師に相談しながら治療を進めていくことが大事です。

「冷え」の原因とは?

男女とも、自覚症状のある「冷え」は、現代病ともいえるかもしれません。

そんな「冷え」の原因は、大きく分けて3つの原因が考えられます。

筋肉量とホルモンバランスの低下

人間の体を形成する筋肉ですが、筋肉の伸縮により全身に血液を送り巡らせるポンプの働きをしています。それにより、身体を温める働きがあります。そのため、筋肉量が多いと、身体の末端まで血液を送ることができると言えます。

もともと女性は、男性より筋肉量が少ないため、女性の方が「冷え」に悩む人が多くなると考えられます。

特にカラダの末端である手足には、血液の巡りが悪くなってしまうため、冷えやすくなると言えます。

また、もう一つ大事なことが「ホルモンバランス」です。

ホルモンバランスが乱れることで、自律神経が影響を受けてしまいます。この自律神経は体温調整を担う働きがあるため、ホルモンバランスの乱れと共に、血液循環も悪くなると言えます。

特に女性は、月経や出産、閉経など、ライフステージの中で、ホルモンバランスが大きく乱れる時期というのがあります。「生理痛が酷い」「生理中に冷えを感じやすい」というのもこれが影響で、放っておくと、閉経後にますます「冷え」に悩まされてしまいます。

生活習慣の乱れ

スマホやPCの発達により、現代では生活習慣が乱れがちです。

深夜までゲームやSNSなどをしていて、昼夜逆転の生活になってしまう、また忙しさのあまり食事時間が不規則になる、または栄養のバランスが乱れがちになってしまうことで、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

本来、人間の体温は、早朝が最も低く、朝食をとると上がり、お昼から夕方まででまた下がっていきます。

しかし、不規則な生活を続けることで、体内の体温調整が上手くできず、よって冷え性の原因となってしまいます。

また、エアコンやファッション性を優先させることで、夏場で冷たいエアコンに当たりながら薄着で冷たいものを摂るなど、人間に本来備わっている体温調整機能を低下させている原因にもなっています。

ストレスが原因

現代の生活では、様々なストレスに悩む人が増えています。超過残業や、人間関係、室内と外の寒暖差など、日々感じている「ストレス」が原因で、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経には2種類あり、リラックスしている時に優位になる「副交感神経」と、緊張状態の時に優位になる「交感神経」が交互に切り替わる状態が健康な状態です。

しかし、日々のストレスを受け続けることで、交感神経が優位な状態がずっと続いた状態になります。そうなると身体は緊張したままの状態で、血液循環も悪くなり、「冷え」の原因となってしまうのです。

冷え症がもたらす影響とは

一言に「冷え」といっても、症状は様々です。

重度の冷え性は、ある一定の場所にしびれや痛みを感じることも。そうなると、日常生活でも様々な支障をきたしてしまいます。

また、冷えが原因で様々な病気が発症することもあります。下記のご参考に、ご自分の症状を冷えの関係を改めてご確認ください。

冷え性を伴う疾患の症状

冷えだけが原因とは言えませんが、冷えにより、症状が悪化する原因となることもあります。

・貧血

・低血圧

・更年期障害

・月経困難症

・膀胱炎

またこのほかに、冷えは血流の流れが悪くなることから起こることカrあ、便秘下痢肌荒れくすみ、頭痛、腰痛、じんましん、アトピーなどを誘発する可能性もあります。

「冷え症」を軽視せず、あまりひどい場合は医師に相談しましょう。

冷え性を改善するためには?

冷え性の改善に何より必要なことは「生活を見直す」ことです。

バランスの良い食事適度な運動を継続的に心がけることで、冷え性体質を改善していきましょう。

食事について

冷え性の改善に大事なことは、栄養のバランスの良い食事を摂ることです。

食事で摂ったエネルギーというのは8割が「熱」となります。これを「食事誘発生熱生産」と言いますが、食事で摂ったエネルギーが身体の「熱」を作るために消費します。

特にこの熱生産エネルギーは、タンパク質が最も多く、およそ30%も熱生産に使われます。ついで糖質が6%、脂質が4%と続きます。

タンパク質を多く含む食材は、肉、魚、卵、チーズ、大豆製品などです。毎食バランスよく摂るよう心掛けましょう。また、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質をバランスよく摂ることが推奨されています。

また、食事はできるだけ3食を決まった時間に食べることが推奨されています。特に朝は食欲が湧かない方もいるかもしれませんが、朝は食事誘発生産性が最も高いと言われているので、冷え性の方は夜の食事量を調整し、朝食をしっかり摂る習慣をつけましょう。また、生姜や根菜類は身体を温める食材なので、積極的に取り入れましょう。

生活について

冷え性には、入浴が大事と言われています。

40°前後のお湯に、肩までしっかり浸かる習慣をつけましょう。内臓までしっかり温め、全身の血流を促すことが効果的です。

また、時間のない時は、足湯もおすめ。全身の血行促進に効果的です。

また、入浴以外に気を付けることは服装です。外気温と室内の温度差をできるだけなくすことで、身体への負担が軽減されます。寒い時は足首や首筋をしっかりガードする、寒い時は冷気が直接肌に触れないようにし、体温をキープするよう心掛けましょう。特にお腹周りを温めてあげることは効果的です。

運動について

適度な運動で、筋肉量を増やすことは、冷え性解消にとても効果的です。特に身体の大きな筋肉である「太もも」を使うことはとても大事で、階段の上り下りなど、積極的に使いましょう。

また、ふくらはぎは、末端の血液を心臓に送り返すポンプの役割をしています。末端の冷え性の人は、大股でウォーキングなど、ふくらはぎをしっかりと使って歩くようにしましょう。足首を回す、かかとの上げ下げも効果的です。

ヨガで解決!冷え性改善に効くポーズ

先ほど、運動のところでのお話した、ふくらはぎや太ももを使うポーズをご紹介します。

ポイントは、ポーズの時に、その部位を「しっかり使っていることを意識する」ということです。

ポーズの完成形に囚われず、「脚をしっかり使う」ことを意識しましょう。

ウトゥカタアーサナ

太ももの筋力アップに効果的です。膝に問題のある方は足を腰幅に開いたり、手を椅子などの支えにの上に置きながら、無理のない範囲で行いましょう。

ヴィラバドラ・アーサナⅠ

太ももに非常に効果的です。

曲げている前足に注力しがちですが、伸ばしている後ろ脚の太もにもしっりと意識を向けてあげることで筋力アップに効果的です。

ヴィラバドラ・アーサナⅡ

脚をしっかりと開くことで、脛の強化に効果的です。

ポーズに入ってから、曲げてる前足のつま先を挙げるとより効果アップです。

ダヌラーサナ

鍛えにくい腿の裏側にも効果的です。足首を曲げることにより、脛の強化にも繋がります。腹筋の強化、小尻効果も期待でき、身体を温めるポーズです。

膝や腰に問題のある場合は少し膝を開きますが、できるだけ膝を閉じることで、より効果が期待できます。

ナヴァーサナ

お腹を太腿をできるだけ近づけることで、太もも前側~腹筋の大きな筋肉群の強化に効果的です。ポーズは段階により選んで行いましょう。

まとめ

いかがでしたか?

一年中、悩まされる冷え性。改善するのは簡単ではありませんが、日々、少しずつの取り組みが体質改善にとても効果的です。

一歩一歩の積み重ねで、冷え性改善の健康ボディーを手に入れましょう!


ASAKO

山梨の富士五湖地区でヨガクラスを開催。 豊かな自然の恩恵を活かし、夏は河口湖でマインドフルネスな外ヨガクラスを開催。地元宿泊施設と提携して、ヨガクラスの開催も行なっています。 ■全米ヨガアライアンスE-RYT200認定 ■レスリーハワード ペルヴィックフロアヨガ認定講師 ■Roeリストラティブヨガ集中講座修了 ■inStyleシニアヨガ指導者講座修了 ■JAPA認定アーユルヴェーダアドバイザー修了 ◼️Yardヨガホイール養成講座修了 ブログ「NATURAL life」 http://crystalnatural.online